腕時計を身に付けるシーンといえば、スーツや洋服、スポーツやアウトドアなどのイメージがあります。
反対に着物などの和装には、腕時計のイメージがないかと思われます。しかし、成人式などの式典や結婚式のお祝い事に初詣など、着用する機会は少ないものの、和装でおしゃれに着飾りたいものではあります。
今回は、和装と腕時計着用のマナー、和装にあう腕時計、懐中時計をご紹介します。
着物に腕時計をしても良いのか?
着物に腕時計はマナーとしてどうなのでしょうか?
基本的に腕時計は着用しないほうが良いでしょう。
理由はいくつかあります。
- 腕時計をしないほうが手元がきれいに見える
- 着物の袖口を腕時計で痛めてしまう
- ゴツゴツした腕時計は、着物の装いと不釣り合いになる
着物に腕時計はマナー違反?
他にも、結婚式などのお祝い事、式典などで着物を着ることが多いのですが、この時に腕時計をしていると、「時間を気にする=早く帰りたい」と思われ、失礼になります。正式な場所ではマナー違反となるので、注意が必要です。
着物におすすめの腕時計
基本的に和装での腕時計はNGですが、正式な場所ではなく、プライベートでのお出掛けの場合は、着物と腕時計のコーディネートを楽しんでもOKです。
手元がキレイに見える腕時計
着物と相性が良い腕時計は、ゴツゴツしたデザインよりも、
細く厚みの少ないエレガントな腕時計が◎
着物を傷めない腕時計の選び方・着用方法
選び方
生地に引っかかりやすいデザインのベルトよりも、やわらかい布製のベルトやレザーベルトを選ぶと良いです。
おすすめは、カルティエのミスパシャです。小ぶりで薄いエレガントな時計です。
トワルドゥモワルストラップが、なめらかなサテンの感触で着物を傷つけません。
着用方法
着用するのは目立たない場所、手首よりも奥に着用すると、袖口を傷めることが少なくなります。
和柄デザインの腕時計
着物のデザインとあわせた、 浅草文庫の花菱柄もおすすめです。
アンティークデザインの腕時計
レトロなデザインは、着物にあわせても主張しすぎない控えめな雰囲気を漂わせます。
着物には懐中時計がスマート
結婚式や正式な場所で、時間を気にするのはマナー違反となりますが、帰りの電車などの時間が気になりますよね。
そんな時に最適なのは懐中時計。
懐に忍ばせる時計ともいわれているので、帯に挟んで、さりげなく時間を確認できます。
スマホを取りだすよりも、手のひらに収まり着物とあうデザインの懐中時計を取りだす方がスマートです。
宝石のような輝きが魅力の七宝焼は、着物とあわせたいデザインの懐中時計です。
メッセージや思い出の写真を入れられる、カスタマイズ懐中時計はプレゼントに人気です。
男性用懐中時計
男性用には、シンプルな手巻き懐中時計がおすすめです。
まとめ
和柄やアンティーク、小ぶりで控えめなデザインの腕時計を選べば、着物とのコーディネートも楽しめそうです。
懐中時計も和装のアイテムとして、ひとつ持っておきたいですね。